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今日64回目の終戦の日を迎える

近藤 紘子
(コンドウ コウコ)

「ヒロシマ、60年の記憶」

読み終わりました。
いい本です。
是非、読んで欲しい本です。

彼女は、生後8ヵ月の時、爆心地から1.1キロの地点で被爆。10歳で、原爆を投下したエノラ・ゲイの副操縦士の涙に接したことが、その後の人生を変えてゆきます。
被爆者の救援に組んだ父・谷本清牧師についても知りませんでした。


「ヒロシマ、60年の記憶」より
1945年8月6日午前8時15分、ウラン爆弾「リトルボーイ」炸裂。
私はきのこ雲の下で、人の手によって死の淵に立たされ、人の手によって救われました。
人は弱い、だからこそ、1人では生きてゆけない。互いに支え合って、今日もこの星で生きているのです。
私たちは、どうしたら平和に生きてゆけるのでしょうか。それは誰にもわかりません。ただ、こんな私が一言誰かにアドバイスできるとしたら、きっとこう言うでしょう。

「自分の中にも非があるということを認めてください。辛い時は誰かのせいにしたくなる。しかし、そんな時はそっと自分の心を見つめてみるとよい。完全なものは存在しません。だからこし、互いを補い合う手が必要なのです」

「人から人へ(person to person)」
私たちのこの出会いもまた、大きな流れの一つなのです。

これから核戦争が起きる可能性はあるのでしょうか?私は、人間はそんなに愚かではないことを信じています。ただ、人として信じたい。

安らかに眠ってください 過ちは 繰返しませぬから

****一部抜粋*****