父の掌(てのひら)の記憶と、醤油豚骨の香り。

還暦を迎え、日々の忙しさの中でも
「自分のルーツ」
を愛おしむ時間が増えてきたいのたかです。
先日は河津桜の夜桜に癒やされましたが、
今回は「味覚の記憶」を呼び起こす素敵な出会いがありました。

子供のころ、父に連れられて何度も足を運んだ川沿いの人気店。
広島ラーメンの代名詞とも言える、
あの伝説の名店「すずめ」です。
小さかった私の身体に染み込んだ、あの優しくもコクのある醤油豚骨の味。
それは私にとって、広島の街そのものの味でもありました。


カップ麺が繋ぐ、時空を超えた再会。

そんな伝説の味が、なんとサッポロ一番さんから

「廣島中華そば」

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としてカップ麺で登場しました!
「いっぺん食べてみんさい」とのラベルのタイトルに魅せられ
また「エリア限定」と書かれてる・・・

「これは食べんといけん!」と、期待に胸を膨らませてお湯を注ぎます。


立ち上る湯気と共に広がる、あの懐かしい香り。
一口啜れば、一瞬にして意識はあの頃の川沿いの風景へと飛びます。
あの広島中華そばの味が、こうして現代の技術で蘇る。
36年勤めた会社を辞め、地元の老舗企業で奮闘している今の私にとって、
この「変わらぬ旨さ」は、明日への活力をくれる魔法のスープでした。


「原点」があるから、新しきに挑める。

最近は多種多様なラーメン、さらには先日挑戦したウズベキスタン料理など、食の世界はどんどん広がっています。
それでも、やはり身体が欲しがるのは、
この「昔ながらの味」なのかもしれません。
肖像画のマスターに還暦を報告したアイリッシュパブの夜のように、
私はこの一杯を通じても、自分の歩んできた道を確認している気がします。

「サッポロ一番さん、ありがとう!」
最後の一滴まで飲み干して、心からそう呟きました。

還暦上等! 魂の味をガソリンにして。

懐かしの一杯。
今、私の周りには、新旧取り混ぜた「大好きなもの」が溢れています。
これらを味方につけて、3月の営業改革も、この醤油豚骨のようにコク深く、力強く進めていこうと思います!

皆さんの心に深く刻まれた「忘れられないあのお店」の味、ありますか?

還暦上等!思い出を噛み締めながら、明日も颯爽と駆け抜けます!